角形状の加工仕様・加工限界

角形状の加工仕様・加工限界について

取付穴や段差部、端面、および穴間の肉厚は、部品の強度、耐久性、および信頼性に深く関わる重要な要素です。
このページでは、ミスミCナビにおけるキリ穴・精度穴と関連する段差部や端面、穴間の肉厚条件について確認できます。
精密な部品製造や安定した機能の確保を目指す上で、これらの寸法と条件は設計段階から正確に理解し、適用する必要があります。

取付穴と段差部、端面、穴間との肉厚条件

ザグリ・深穴が破れる場合

ザグリ径寸法と端面肉厚が、0.5以下のとき破れる場合がありますが、上記肉厚条件の範囲内で加工します。

D穴(キリ穴/精度穴)と段差部・端面、穴間との肉厚条件

側面タップでM×2を超えた場合
精度穴径 3.0 ~ 5.0 5.1 ~ 25.0 25.1 ~ 50.0 50.1 ~ 100.0 100.1 ~ 120.0 120.1 ~ 140.0 140.1 ~ 200.0 200.1 ~ 300.0 300.1 ~ 420.0
t(最小値) 1.5 2 3 4 5 6 10 15 15
精度穴径 3.0 ~ 5.0 5.1 ~ 25.0 25.1 ~ 50.0 50.1 ~ 100.0 100.1 ~ 120.0 120.1 ~ 140.0 140.1 ~ 200.0 200.1 ~ 300.0 300.1 ~ 420.0
t(最小値) 0.8 1 2 3 4 5 6 8 10

表面処理条件 穴指定=0(穴加工無し)の場合

穴加工が全く無い場合で表面処理を指定すると、商品によっては吊り下げ用のタップを加工する場合があります。
タップ加工は製品重量に応じて任意のサイズ・場所に行います。

側面タップでM×2を超えた場合

タップ深さ条件

板厚≦下穴深さの場合は止まり穴でも下穴が貫通することがあります。

タップサイズによって最大有効長は長くなります。

最大有効長

呼び径(M) 3 4 5 6 8 10 12 16 20 24 30
最大有効長さ M × 3 M × 4

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