指示なき加工寸法の普通許容差標準

普通許容差標準について

ここで言う普通許容差は、ミスミCナビにおいて図面上で寸法に直接的な許容差が指示されていない場合に、自動的に適用される一般的な寸法精度です。
このページでは、指示なき場合の金属および樹脂製品の普通許容差標準について一覧で確認することができます。

寸法公差はあらかじめ設定済み
公差検討や作図をせずに⼿配可能

指示なき加工寸法の普通許容差標準. ー金属ー

1. 加工寸法の普通許容差

1.1. 金属切削製品 単位: mm

基準寸法の区分(A・B寸法)
0.5を超え6以下 6を超え30以下 30を超え120以下 120を超え400以下 400を超え1000以下 1000を超え2000以下
許容差(a・b)
±0.1 ±0.2 ±0.3 ±0.5 ±0.8 ±1.2

[注]*JIS B 0405の削り加工寸法の公差等級:中級(m)を採用。

1.2. 板金(レーザー加工)製品 単位: mm

基準寸法の区分(A・B寸法)
6以下 6を超え30以下 30を超え120以下 120を超え400以下
平板(曲げ無)許容差(a・b)
±0.1 ±0.2 ±0.3 ±0.5
曲げ加工品許容差(a・b)
±0.3 ±0.5 ±0.8 ±1.2

[注]*JIS B 0408の金属プレス加工品普通許容差の公差等級:B級を採用。

2. 角度寸法の許容差

基準寸法の区分 対象とする角度の短い長さ(単位 mm)の区分
10以下 10を超え50以下 50を超え120以下 120を超え400以下 400を超えるもの
許容差(a・b)
±1* ±30* ±20* ±10* ±5*

[注]*JIS B 0405の角度寸法に対する公差等級:中級(m)を採用。

3. 面取り部分の長さ寸法(かどの丸み及びかどの面取り寸法)に対する許容差

単位: mm

基準寸法の区分
0.5(2)以上3以下 3を超え6以下 6を超えるもの
許容差
±0.2 ±0.5 ±1

[注](2):0.5mm未満の基準寸法に対しては、その基準寸法に続けて許容差を個々に指示する。

[注]*JIS B 0405の面取り部分の長さ寸法に対する公差等級:中級(m)を採用

4. 直角度の普通公差

単位: mm

短い方の辺の呼び長さの区分
100以下 100を超え300以下 300を超え1000以下 1000を超え3000以下
直角度公差
0.4 0.6 0.8 1

[注]*JIS B 0419の直角度の普通公差等級:K級を採用

5. 真直度及び平面度の普通公差

単位:mm

呼び長さの区分
10以下 10を超え30以下 30を超え100以下 100を超え300以下 300を超え1000以下 1000を超え3000以下
直角度公差及び平面度公差
0.05 0.1 0.2 0.4 0.6 0.8

[注]*JIS B 0419の円周振れの普通公差等級:K級を採用

6. 円周振れの普通公差

単位:mm

円周振れの普通公差
0.2

[注]*JIS B 0419の円周振れの普通公差等級:K級を採用

指示なき加工寸法の普通許容差標準. ー樹脂ー

ゴム・ウレタンは各商品ページ内の許容差をご確認ください。

7. 面取り部分の長さ寸法

単位:mm

基準寸法の区分
0.5以上3以下 3を超え6以下 6を超えるもの
許容差
±0.5 ±0.8 ±1

8. 直角度の普通公差

単位:mm

短い方の辺の呼び長さの区分
100以下 100を超え300以下 300を超え1000以下 1000を超え3000以下
直角度公差
0.5 0.8 1 2

[注]*JIS B 0405の角度寸法に対する公差等級:中級(m)を採用。

9. 円周振れの普通公差

単位:mm

円周振れの普通公差
0.4

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