穴種加工仕様
穴加工の種類と仕様について
穴加工には、タップ穴や通し穴、ザグリ穴、皿穴などがあります。
このページでは、各種穴加工に関連するめねじ下穴表、呼び径別の寸法詳細、座面深さの加工限界、各種寸法の普通許容差についてと、キリ穴や精度穴の普通許容差、ヘリサートの加工仕様に至るまで全般的に確認することができます。
M穴(タップ穴) その他カタログ内記号=MA・MB・MD・ME
1. めねじ下穴表
金属(並目)
金属(細目)
樹脂(並目)
N穴(通し穴)・Z穴(ザグリ穴)・F穴(皿穴)
2. 呼び径別の寸法詳細と座面深さの加工限界
3. 各種寸法の普通許容差
d・d1・h | 許容差 |
---|---|
2.5 ~ 6.0 | ±0.1(±0.5) |
6.5 ~ 30.0 | ±0.2(±0.5) |
31.0 ~ 50.0 | ±0.4(±1.0) |
D穴(キリ穴)・精度穴
4. キリ穴の普通許容差
ヘリサート
5. 加工仕様
ヘリサートは、左図の様に菱形断面をした18-8ステンレス鋼線材を、スプリングの様に巻いた形状をしています。アルミ材等の軽合金・鋳鉄・プラスチックなどのねじ部に、ヘリサートを使用しますと、頻繁な組立分解による破損、振動・熱・腐食・摩擦などによるねじ山の破損を防止することができ、耐久性のあるねじ結合が得られます。
ヘリサートの長さはタップ穴の有効長によって異なります。