ゴム特性
ウレタンとゴム特性について
ウレタンとゴムは、その柔軟性、耐久性、そして特有の物理的特性により、幅広い産業で用いられています。
このページでは、ウレタン材質とゴム材質の特性値を掲載しています。硬度、引き裂き強度、耐摩耗性、耐荷重性、反発弾性、永久圧縮歪み、引張り強さ、切断時伸びなど、主要な特性値項目の説明も一覧で確認することができます。
ウレタン材質特性値
ゴム材質特性値
硬度とその目安
| 硬度 | 硬度の目安 |
|---|---|
| ショアA95°・98° | ゴルフボール程度 |
| ショアA90° | 野球の硬球程度 |
| ショアA70° | 野球の軟球程度 |
| ショアA50° | プラスチック消しゴム程度 |
| ショアA30° | 自動車のタイヤチューブ程度 |
| ショアA10°・15° | こんにゃく程度 |
主要特性値項目の説明
| 項目 | 説明図 | 計算式 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 引き裂き強度 |
|
- | ゴム材料を引き裂いたときに要した力によって求められる機械的強度のことです。この値が高いほど引き裂けにくく、機械的強度が高いと言えます。 |
| 耐摩耗性 |
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- | 摩耗に耐える性能、表面のすり減りにくさのことです。 |
| 耐荷重 |
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- | 荷重に耐える性能の事を指し、この性能が優れているゴムほど荷重がかかっても破けたり、裂けたりしにくくなります。 |
| 反発弾性 |
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R:反発弾性率h1:物体の落下時の高さ h2:物体の跳ね返り後の高さ |
所定質量・高さの落下物を試験片に衝突させた際の、物体の落下時の高さに対する跳ね返り後の高さの比のことです。 この数値(R%)が小さいほど反発が小さく、大きいほど反発が大きくなります。 |
| 永久圧縮歪み |
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t0: 試験片の元の厚さ(mm) t1: 圧縮歪みを加えた状態での試験片の厚さ(mm) t2: 試験片を圧縮装置から取り出し、30分後の厚さ(mm |
ゴム材料に圧縮を加えた時の永久歪みのことをいい、この値が小さいほど長時間圧縮したときに復元する力が高いことを表しています。 |
| 引張り強さ |
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TB:(MPa) FB:最大引張力(N) A:試験片の断面積(mm2) |
ゴム材料を引張ったとき、破断するまでに要した力によって求められる機械的強度のことです。この値が大きいほど破断しにくく、機械的強度が高いと言えます。 |
| 切断時伸び |
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- | ゴム材料を破断するまで引張ったときの元の長さに対する伸びた長さの比のことです。 |
R:反発弾性率